ミリオーネ日記 ミリオーネ日記 | 20100713

ミリオーネ日記

ウエブサイト「ミリオーネ」内の日記です。
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あー
 今日も彼の言動に振り回され一喜一憂。
 私、精神的に不安定なところがあるから、ただでさえグラグラしてるのに、もうグワングワンやで。ああ。

 今日の嬉しかったこと。
 他部署の男性社員Aさんが、仕事の打ち合わせのためにYさんを訪ねてきた。しかし、Yさんは他の仕事で離籍中。で、Aさんはただ待っているのも退屈だと思ったのか、雑談も兼ねて、Yさんと打ち合わせするはずの内容を私に話し、意見を求めた。
 それで、15分ばかしお相手をしていたのだが、そこへYさんが飛んできて、ちょっとムッとした顔で「何ですか? 例の打ち合わせの件ですか?」と。
 2、3分は3人で話していたが、Yさんが「まだ話があるなら、僕の席でしませんか。彼女には他に仕事がありますから」と言った。Aさんはチラッと私を見て、「ああ、ごめんね」と呟いてYさんの席に移動した。
 そのあと、Yさんの席で15分ほど話をして、Aさんは去っていった。
 Aさんが去ったのち、Yさんにお礼を言ったら、「気づくのが遅くてごめんなさい」と笑顔で。
 他の人には聞こえない囁き声で「どうしようかと思いました」と付け加えておいた。本当は全然困ってなかったけど。二人で顔を見合わせて笑った。

 わかってる。私みたいなペーペーの意見なんか聞いても役に立たないから、私抜きで話をしようとしたんだってこと。
 よーくわかっているんだけど、せめて妄想させてっ。
 これって嫉妬じゃね? 
 私とAさんが楽しそうに話してたから、割り込んできてくれたのかなーなんて。ごっめーん、うぬぼれもいいところだけどさぁ。ほんのちょっと、せめて小さじ1杯分でいいから、嫉妬も混ざっていたらいいのになー、なんて。そんなわけないってか?
 
ナラタージュ
 島本理生「ナラタージュ」



 ネット上のブックレビューで絶賛されていたので読んだのだが、私の好みではなかった。大学生の日常を描いた作品なのだが、その日常が凡庸。私も大学生だったときにこんな感じだった、あるあるこんなシチュエーションと言いたくなるようなエピソードが続く。それはそれで共感をよんで一部に需要があるのかもしれないけど、私個人としては評価できなかった。
 主人公が高校生のときに、クラブの顧問だった葉山先生なる人物が登場するのだが、この人が過去の不幸な出来事をひきずっているという設定。なんか、32歳まで教師をやってきた社会人としての強さというか男らしさというかそういうものが全然感じられない。繊細なのはわかるけど、こんな性格では魅力を感じない。魅力を感じない人物が対象の恋愛小説ほど面白味のないものはない。

 余談だけど、題名の「ナラタージュ」とは、演劇などで独白により過去の回想シーンに誘導する技法であるらしい。「ナタラージ」かと思った。シヴァ神が踊っている姿のことをナタラージって言うねん。
つかこうへいさんがお亡くなりに
 ああ、才ある人間がまたひとり逝ってしまった。

 つかさんの作品は、どMな私にはツボだった。近年稀に見る真正S作品たち。しかも、肉体を傷つけるような暴力ではなく、精神が追い詰められていくような私ごのみのいじめられ方。
 
 中学生のときにクラスメイトがすすめてくれて、初めて著書を読んだ。そのクラスメイトはつかこうへいと星新一という気質の異なる作家をこよなく愛するという、思えば奇怪な感性をもつ男子だった。
 それ以後ちょっとハマッて、つかさんの本ばかり読んでいた時期あり。

 遺言により、墓もつくらず戒名もつけず葬式もしない様子。散骨にするんだって。そういう、この世とサッパリ切れていくところなんかにも、つかさんらしい男気を感じる。

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