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ミリオーネ日記

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読書の日
 おっはよー。って、まだ午前2時だけど。
 休みはいいねー。もったいなくて眠れない。

 土曜日は、朝から晩まで読書してた。
 久しぶりに、どっぷりと読書。濃密で有意義な時間を過ごせた。

 読んだのは、次の2冊。


山川健一「歓喜の歌」


篠田節子「ロズウェルなんか知らない」


 なんかこの2冊、表紙の絵が似ているね。偶然だけど。


 山川健一「歓喜の歌」は、残念ながら期待外れだった。
 といっても、「もう読まない」という突き放した感じではなくて、この作者の書くものが好きなので、今回は残念だったけど他のも読みたい。山川さんの本はまだ3冊ぐらいしか読んでいないんだけど、色気がある。煙の匂いがたちこめる場末の酒場なんかを書かせたらすごい。酒場のカウンターで話すヨタ話なんかがすごくいい。
 「歓喜の歌」は、ハンサムで職業が借金取り、先天的にペニスが小指の先ぐらいの大きさしかなく物理的に性的不能な男が主人公。その主人公と恋愛する女は、若くて美人だが借金が1000万円以上あり、精神病を患い、内臓にも疾患がある。借金の返済に窮して嫌々アダルトビデオに出演させられた心の傷を抱えており、殺人者でもあり、父親は蒸発、夫は暴力団員、不感症で精神的に性的不能。
 で、この女は小説の中で、読者に「私って不幸でしょう?」という問いかけをこれでもか、これでもかと投げかけてくる。もうお腹一杯。後半になると不幸話で食傷気味になる。不運だけど、前向きに精一杯生きてくれていると共感もできるが、泣き崩れられると「あんたより不幸でもがんばっている人もいるねんよ」と説教したくなる。
 最後まで読んだのは、文章がうまくて読みやすいためだろう。


 篠田節子「ロズウェルなんか知らない」。篠田節子の本に外れなし。登場人物を突き放すような、ちょっと高いところから静観しているようなクールさがたまらない。文章力に圧倒される。
 過疎化の進む山村で、村の若者がUFOやオカルトをネタに村おこしをたくらむ話。
 村の長老たちとの軋轢、世間の目、資金の工面とたたかいながら、オカルト村ができあがっていく過程が痛快。
 願わくは、村に集まるオカルトマニアの人たちの話をもっと聞いてみたかった。霊感や超能力のある電波系の人間たちについてはそれなりに描写されているのだが、そういう能力はないけど不思議なものが好きで研究している人たちに、突っ込んだ話を語らせてほしかった。こんなに面白そうな人たちが集まっているのに素通りするなんてもったいない。
コメント
from: namico   2010/02/23 11:44 AM
hello!
ロズウェル、読んだよ〜

ほんと、はずれないよね。
でもやっぱり弥勒が一番衝撃的だったなぁ。
from: 宏美   2010/02/24 7:29 AM
 奈美子さんは本当にたくさんの本を読んでいるよね。すごいなぁ。

 「弥勒」はどMな私にはうってつけの内容で楽しめたけど、最後が怖いんだよー。麻酔なしであれとは。あああ怖いー。怖いから再読できずにいる。
from: ナミコ   2010/02/24 4:54 PM
たまたまだよ!
弥勒、スーパーピッタな私は最後なんてちっとも覚えていません……
from: 宏美   2010/02/27 9:39 PM
 ええええええ、あの結末を忘れるとはっ。
 忘れたくても忘れられない。ああ怖い。
 とはいえ、私も中盤はうろ覚え。
 そもそも、主人公がなぜネパール(みたいな国)に行ったのかも忘れた。
 僧たちの死体が僧院にのこされている場面と、バターを指ですくって食べる場面はなぜか覚えてる。
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