ミリオーネ日記 ミリオーネ日記 | 「モモ」

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「モモ」
ミヒャエル・エンデ「モモ」



 誰だったか忘れたけど、芸能人の誰かが「『モモ』は私の人生を支えてくれている一冊」と言っていた。それがずっと頭にあって、そんなに素晴らしい本なら一度は読んでみたいと希望していた。

 モモという浮浪者の女の子が、古代円形劇場跡に住んでいる。町の人々は貧しいけれどそれなりに生活し、モモの世話をしてやっている。モモには特技がある。それは人の話を聞くこと。モモに話を聞いてもらった人は、気づきやインスピレーションを得て、心の豊かさを培うことができる。
 一方、町には人々から時間をだましとる「時間銀行」の営業員たちが活動しはじめる。時間を奪われると、人々は余裕を失い、生活を愛せなくなる。
 人々から時間を守るため、モモは仲間たちと力を合わせて時間銀行に対抗する。

 児童文学だから、ある程度は仕方ないかもしれないけど、現代社会のスピード化→悪という図式があまりにも短絡的ではないか。私たちはスピード化や効率化によって余暇を得ることができているわけで。洗濯機があるから手洗いする時間が省けているとか。
 で、あまりノリノリで読めなかったので、読み終えるのに図書館返却期日当日の閉館時刻直前までかかった。時計を気にしながら焦ってページをめくった。私自身が時間銀行に時間を奪われた町人みたいな状態になったというオチ。
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